主なミネラルの種類と生理作用
「主要ミネラル」には、骨や歯の健康維持などに欠かせない「カルシウム」や、血液の循環を正常に保つのに欠かせない「マグネシウム」などがあります。 7種類ある主要ミネラルのうち、5種類に食事摂取基準が定められています。主な主要ミネラル | ||||
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種類 | 主な生理作用 | 推奨量(または目安量・目標量)を食品で摂った場合の目安 | ||
カルシウム | ■骨の歯の形成 ■細胞内の情報伝達 (神経機能の調節、筋肉の収縮作用) | ■生乳 コップ約4.7杯(573ml) | ■ワカサギ生 約4.8尾(144g) | ■菜の花(生・葉) 約1束(224g) |
リン | ■骨や歯の形成 ■リン脂質、核酸、ATPの成分 | ■プロセスチーズ 約6.9個(137g) | ■マイワシ 約5.8尾(175g) | ■空豆(全粒、乾) 小鉢約4.5杯(227g) |
カリウム | ■細胞の浸透圧の調節 ■細胞内の酵素反応をサポート | ■ほうれん草(生・葉) 2束(360g) | ■おぼろこんぶ 52g | ■アボカド(生) 約2.3個(347g) |
ナトリウム | ■体液の浸透圧の維持 | ■マイワシ 約1尾の75%(40g)未満 | 梅干し(塩漬) 小梅2.3個(7g)未満 | ■からし明太子 約0.5個(27g)未満 |
マグネシウム | ■骨や歯の形成 ■多くの体内酵素の正常な働きを助ける ■血液循環を正常に保つ | ■油揚げ 約3.6枚(285g) | ■カシューナッツ(フライ 味付け) 約107粒(154g) | ■乾燥わかめ(素戻し) 小鉢約10杯(22g) |